概要と目標
カスタムロゴ機能を追加して、
デプロイの準備をしよう。
基本的にWordPressのカスタマイズは完成したので、
カスタムロゴ機能を追加して、
スクリーンショットを用意したりデプロイの準備をしよう。
基本的にWordPressのカスタマイズは完成したので、
カスタムロゴ機能を追加して、
スクリーンショットを用意したりデプロイの準備をしよう。
カスタムロゴは、WordPress 4.5 ~追加された、管理画面の「カスタマイズ」から、
容易にサイトのロゴ設定できる機能。
機能を有効にするには、タイトルやアイキャッチ画像と同様で、
「add_theme_support」で有効にできる。
add_theme_support関数 ・・・ テーマやプラグインが特定のテーマ機能をサポートすることを許可する関数add_theme_support('custom-logo', オプション)
省略可
引数の詳細はWordPress Codex 日本語版を参照
| 項目 | 説明 |
|---|---|
'width' |
ロゴの横幅 |
'height' |
ロゴの高さ |
'flex-width' |
横幅を自由に切り取れるかどうか (true / false) |
'flex-height' |
高さを自由に切り取れるかどうか (true / false) |
'header-text' |
ロゴ表示時に非表示にできる要素のclass名を配列で指定 |
/*
カスタムロゴ
----------------------------------- */
$args = [
'width' => 160,
'height' => 32,
'flex-width' => true,
'header-text' => [ 'p-logo', 'p-header__text' ],
];
add_theme_support( 'custom-logo', $args );
/*
カスタムメニュー
----------------------------------- */
$locations = [
'global' => 'Global Navigation'
];
register_nav_menus($locations);
the_custom_logo()で出力。
「カスタマイズ」から設定したロゴを出力するには、the_custom_logo() 関数を使えば表示できる。
なお、カスタムロゴが設定されているかを判別するには、has_custom_logo()関数で判別できる。
<div class="p-header__info">
<h1 class="p-header__title">
<?php
if ( has_custom_logo() ) {
the_custom_logo();
}
?>
<a href="<?php echo esc_url( home_url() ); ?>" class="p-logo">
<?php bloginfo('name'); ?>
</a>
</h1>
<p class="p-header__text"><?php bloginfo('description'); ?></p>
</div>
<!-- /.p-header__info -->
テーマが完成したらサイトのスクリーンショットを撮り、テーマフォルダに配置する。
すると、管理画面からテーマ選択時に、テーマのアイキャッチ画像になる。
なお、スクリーンショットのファイル名は「screenshot.png」にする。
これで基本的なテーマは完成。
基本的にはテーマ制作はこれで完成。
このテーマフォルダをサーバのWordPressにアップすれば、
本番環境でもこのテーマが使える。
ただし、ローカルで設定した項目や、投稿した記事などは反映されないため、
現状のWorePressの環境をそのまま本番環境でも利用するには、
移行作業が必要となる。
プラグインを使ってまるっと移行する方法もあるが、
ここではプラグインを使わずに移行する方法を紹介する。
まずは本番環境にデータベースを作成する。
サーバーによって作成方法は違うが、
ここでは「XSERVER」での作成方法を紹介する。
これで本番環境のデータベースが作成できた。
まずは、ローカルにあるWordPressのデータベースをエクスポートする。
エクスポートは「phpMyAdmin」を使うと簡単にできる。
エクスポートしたSQLファイルは、本番環境のデータベースにインポートする。
多くのレンタルサーバでは、「phpMyAdmin」が使えるで比較的容易にインポートすることができる。
なお、すでに運営されいてるデータベースにインポートしてしまった場合は、
データベース内のデータが消えてしまうので、
必ずバックアップをとるなり注意すること。
今回は「XSERVER」を使った方法を紹介する。
もちろん本番環境にもWordPressが必要になる。
WordPressを本番サーバーで、通常通りインストールした場合は、
「wp-content」内のテーマや、プラグイン、画像などをアップすればよい。
今回は「WordPress」のディレクトリごとアップロードする方法で紹介する。
アップロードしたWordPressの「config.php」はローカルのデータベースの情報が掲載されている。
このままでは本番環境のデータベースが使えないので、本番環境の情報に書き換える。
ちなみに、デバッグモードの設定も無効にしておく。
/** WordPress のためのデータベース名 */
define( 'DB_NAME', '【作成したデータベース名】' );
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define( 'DB_USER', '【作成したデータベースのユーザー名】' );
/** MySQL データベースのパスワード */
define( 'DB_PASSWORD', '【作成したデータベースのパスワード】' );
/** MySQL のホスト名 */
define( 'DB_HOST', '【本番サーバーのホスト名】' );
define('WP_DEBUG', false);
現状ではまだサイトにアクセスできない。
ローカルのWordPressからエクスポートしたデータベースには、
ローカルのURLが格納されている。
このURLを本番環境のものに置き換えないと、サイトにアクセスできない。
ただし、データベースの中には、シリアライズ(文字数と文字をまとめて管理する形式)されたデータになっているURLもあるので、単純に置き換えるだけでは、不具合がでる場合があってよろしくない。
そこでWordPressのお引越しページも紹介されている、「Search Replace DB」というツールを使ってURLを置換するとよい。
URLの置き換えが完了すると、本番サイトのURLにアクセスし、正しくサイトが表示されるかを確認。
管理画面にログインする際は、ローカルで利用していた「ユーザー名」と「パスワード」でログインできる。
WordPressはテンプレートタグを覚えれば、
そこまでカスタマイズは難しくない。
add_theme_support()で追加