概要と目標
数値を計算する演算や、
データを保管する変数を使ってみる。
PHPでの足し算や引き算などの演算や、変数の使い方などを理解し、
PHPでの足し算や引き算などの演算や、変数の使い方などを理解し、
プログラム言語と呼ばれるものは数多く存在しするが、
この5つのポイントを理解すれば、他の言語の習得も容易になる。
算術演算子を用いて数値を計算することを四則演算と呼ぶ。
| 算術演算子 | 説明 |
|---|---|
+ |
加算 |
- |
減算 |
* |
掛け算 |
/ |
割り算 |
% |
余り |
<p>10 + 10 = <?php echo 10 + 10; ?></p>
<p>10 - 5 = <?php echo 10 - 5; ?></p>
<p>10 × 5 = <?php echo 10 * 5; ?></p>
<p>10 ÷ 2 = <?php echo 10 / 2; ?></p>
<p>10 ÷ 2 のあまりは <?php echo 10 % 2; ?></p>
プログラムを完成させる過程で何度も使うデータは、変数に保存しておく。$ の後に変数名を付け、= という代入演算子を用いてデータはを代入する。
変数はボウルのような器。
ボウルにミンチを入れたい。
代入演算子を使って代入する。
出力命令に変数名を指定すれば中身が見れる。
変数は同じファイル内なら何度でも表示できる。
変数は同じファイル内なら何度でも表示できる。
値を変更すると
もちろん、表示も変わる。
$変数名 = 代入するデータ;
$page_nameという変数に 「変数の練習」 という文字列を代入する
<?php
// 変数の代入
$page_name = '変数の練習';
?>
title要素と、body要素内に、$page_name中身を出力する
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title><?php echo $page_name; ?></title>
</head>
<body>
<h1><?php echo $page_name; ?></h1>
<p>このページは、<?php echo $page_name; ?>をするページです。</p>
</body>
</html>
変数に数値を代入して、四則演算を行うこともできる。
<?php 〜 ?>内で、数値や演算結果を変数に代入
<?php
// 変数の代入
$page_name = '変数の練習';
$x = 10;
$y = 5;
$result = $x + $y;
?>
body要素内に、各変数の中身を出力する
<h1><?php echo $page_name; ?></h1>
<p>このページは、<?php echo $page_name; ?>をするページです。</p>
<p><?php echo $x; ?> + <?php echo $y; ?> = <?php echo $result; ?></p>
代入演算子には単に値を代入するだけではなく、演算した結果を代入したり
| 代入演算子 | 説明 |
|---|---|
= |
左辺に右辺の値を代入する |
+= |
左辺に右辺を加算した値を代入する |
-= |
左辺に右辺を減算した値を代入する |
*= |
左辺に右辺を乗算した値を代入する |
/= |
左辺に右辺を除算した値を代入する |
%= |
左辺に右辺を除算した余りを代入する |
.= |
左辺に右辺を連結した値を代入する |
++ |
1を足した値を代入する(インクリメント) |
-- |
1を引いた値を代入する(デクリメント) |
$num = 5; // 5 ($num に 5 を代入)
$num += 2; // 7 ($num に 2 を足した数を代入)
$num -= 4; // 3 ($num に 4 を引いた数を代入)
$num++; // 4 ($num に 1 を足した数を代入)
$num--; // 3 ($num に 1 を引いた数を代入)
$html変数に文字列を連結してリストのHTMLを作成
<?php
// 変数に値を代入
$html = '<ul>';
// 変数に右辺の文字列を連結して代入
$html .= '<li>リスト1</li>';
$html .= '<li>リスト2</li>';
$html .= '<li>リスト3</li>';
$html .= '</ul>';
?>
h1要素の下に、$html変数の中身を出力する
<?php echo $html; ?>
変数名は以下のルールに基づいて命名する必要がある。
$msg = 'Hello'; // OK
$_msg = 'Hello'; // OK
$Msg = 'Hello'; // OK
msg = 'Hello'; // NG
$msg-1 = 'Hello'; // NG
$1msg = 'Hello'; // NG
PHPで扱えるデータ型には、主に以下のものがある
$str = 'Hello'; // string
$int = 10; // integer
$float = 3.14; // float
$bool = true; // boolean
文字列は必ず「' (シングルクォート)」または、「" (ダブルクォート)」で囲む!
文字列型(String)として扱いたいデータは必ず、
$name = 'Shibata';
// シングルクォートは変数を展開しない
echo 'こんにちは、{$name}'; // 出力結果: こんにちは、{$name}
// ダブルクォートは変数を展開する ( 変数は{〜}に囲んで明確にする )
echo "こんにちは、{$name}"; // 出力結果: こんにちは、Shibata
文字列と変数などを1つのprintやechoで同時に出力するには、
$name変数に名前を代入する
<?php
// 変数の代入
$name = 'Shibata';
?>
title要素に、文字列の結合演算子を使って、$name変数の中身と、「さんのマイページ」という文字列を出力する
<title><?php echo $name . 'さんのマイページ'; ?></title>
body要素内にも、文字列の結合演算子を使って、$name変数の中身と、文字列を一緒に出力する
<h1><?php echo $name . 'さんのマイページ'; ?></h1>
<p><?php echo 'こんにちは' . $name . 'さん'; ?></p>
「chapter02」 › 「training」フォルダ内の「index.php」を開き、
下記の問題を解いて下さい。
<?php
// 変数の代入
$dan = 2;
?>
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>九九</title>
</head>
<body>
<h1>九九</h1>
<h2><?php echo $dan; ?>の段</h2>
<ol>
<li><?php echo $dan . '× 1 =' . $dan * 1; ?></li>
<li><?php echo $dan . '× 2 =' . $dan * 2; ?></li>
<li><?php echo $dan . '× 3 =' . $dan * 3; ?></li>
<li><?php echo $dan . '× 4 =' . $dan * 4; ?></li>
<li><?php echo $dan . '× 5 =' . $dan * 5; ?></li>
<li><?php echo $dan . '× 6 =' . $dan * 6; ?></li>
<li><?php echo $dan . '× 7 =' . $dan * 7; ?></li>
<li><?php echo $dan . '× 8 =' . $dan * 8; ?></li>
<li><?php echo $dan . '× 9 =' . $dan * 9; ?></li>
</ol>
</body>
</html>
解答例は全問題のチェックボックスが on になるとご覧いただけます。
PHPは変数を宣言せずに使え、データ型もあまり意識しなくてよい言語です。
$ から始める.(結合演算子)」を使う