概要と目標
JavaScriptに最初からある、
オブジェクトを使おう。
JavaScriptに最初からある組み込みオブジェクトの基本を学習し、
キャラクター診断プログラムを作成しよう。
JavaScriptに最初からある組み込みオブジェクトの基本を学習し、
キャラクター診断プログラムを作成しよう。
組み込みオブジェクトを利用するには、「new」というキーワードを使って、
インスタンス化する必要がある。
インスタンス化したオブジェクトは、そのオブジェクトが持つ様々な便利な命令が使える。
var 変数名 = new String(オブジェクトとして扱いたい文字列);
オブジェクト
| プロパティ/メソッド | 説明 |
|---|---|
length |
文字数を返すプロパティ |
replace(検索, 置換) |
文字列を置き換えるメソッド |
substr(取得開始位置, 取得文字数) |
文字列の取得を行うメソッド |
// インスタンス化
var s = new String('こんにちは');
// 文字数の取得
document.write(s.length + '<br>');
// 文字の置き換え
document.write(s.replace('にち', 'ばん') + '<br>');
// 文字の取得
document.write(s.substr(1, 3));
Arrayオブジェクトも、「new」キーワードでインスタンス化する必要がある。
インスタンス化したオブジェクトは、そのオブジェクトが持つ様々な便利な命令が使える。
var 変数名 = new Array(値1, 値2, 値3);
オブジェクト
| プロパティ/メソッド | 説明 |
|---|---|
length |
配列の要素数を返すプロパティ |
push(末尾に追加する値) |
配列の末尾に要素を追加するメソッド |
reverse() |
配列の要素を逆順にするメソッド |
// インスタンス化
var a = new Array('前田', '大島', '高橋');
// 要素数を取得
document.write(a.length + '<br>');
// 要素を末尾に追加
a.push('指原');
document.write(a + '<br>');
// 要素を末逆順にする
a.reverse();
document.write(a + '<br>');
Mathオブジェクトは、「new」キーワードを使わずに利用できる。
算術に関する様々なプロパティやメソッドが使える。
Math.プロパティやメソッド;
| プロパティ/メソッド | 説明 |
|---|---|
ceil(不動小数) |
繰り上げするメソッド |
floor(不動小数)) |
切り捨てするメソッド |
round(不動小数) |
四捨五入するメソッド |
random() |
「0」〜「1」のランダム数値を生成するメソッド |
// 繰り上げ
document.write(Math.ceil(3.14) + '<br>');
// 切り捨て
document.write(Math.floor(3.14) + '<br>');
// 四捨五入
document.write(Math.round(3.14) + '<br>');
// 「0」〜「1」のランダムな数
document.write(Math.random() + '<br>');
// おまけ 「0」 〜 「10」の乱数
var random = Math.floor(Math.random() * 11);
document.write(random);
「chapter07」 › 「training」フォルダ内の「index.html」を開き、
下記の問題を解いて下さい。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>練習問題7</title>
</head>
<body>
<script src="app.js"></script>
</body>
</html>
// タイプを配列で管理
var types = [
'勇者', '魔法使い', '戦士', 'モンク'
];
// 名前の取得
var name = prompt('お名前を入力して下さい');
// ランダムな数値を生成
var random = Math.floor(Math.random() * types.length);
// 結果を出力
document.write('<p>' + name + 'さんは「' + types[random] + '」タイプです。</p>');
解答例は全問題のチェックボックスが on になるとご覧いただけます。
JavaScriptに最初からある組み込みオブジェクトには、
便利なプロパティやメソッドがある。
newを使う