概要と目標
リンクを設定したり、
画像を表示したり。
HTMLファイルに移動するハイパーリンクという機能と、
画像の表示方法を学習しましょう。
HTMLファイルに移動するハイパーリンクという機能と、
画像の表示方法を学習しましょう。
HTMLには別のHTMLファイルに移動するハイパーリンクという機能がある。
ハイパーリンクはa 要素にhref 属性を使ってをリンク先を指定する。
| 要素名 | 意味・役割 | カテゴリ | コンテンツ・モデル |
|---|---|---|---|
a |
anchorの略で、リンクを表す |
|
トランスペアレント (透明) HTML5 改 |
リンクは、a 要素に、href 属性を使ってリンク先を指定する。
リンク先を別ウインドウで開きたい時は、target 属性で、_blankと指定する。
| 属性名 | 役割 | 属性値 |
|---|---|---|
href (必須) |
リンク先を指定する属性 | リンク先のファイルパスを指定 |
target |
リンク先の表示場所を指定する属性 |
"_blank" : 新しいウインドウ
|
a要素の使い方<a href="リンク先ファイルパス">アンカーテキスト</a>
<h2>小説</h2>
<ul>
<li><a href="human.html">人間失格</a></li>
<li><a href="train.html">銀河鉄道の夜</a></li>
</ul>
<h2>検索エンジン</h2>
<p><a href="https://www.google.co.jp/">Googleへ</a></p>
<a href="リンク先ファイルパス" target="_blank">アンカーテキスト</a>
target属性を追記
<p><a href="https://www.google.co.jp/" target="_blank">Googleへ</a></p>
リンク先を指定する際や画像を表示する際は、パスで指定する。
パスの指定方法には
絶対パスと相対パスの2種類がある。
絶対パスは住所の様に、絶対的な場所を表すもので、 基本的には、URLを指定すればよい。
絶対パスは、主に"外部のWebサイト"へのリンクに利用する。
<a href="https://www.google.co.jp/">Google</a>
相対パスは人に道を教える様で、現在地から目的のファイルまでの道順を使ってリンク先を指定する。
同じ階層の相対パス
相手の名前を呼べばいい
下の階層の相対パス
まずは、入るフォルダ名を指定
「/」で中に入る
あとは、相手の名前を呼べばいい
上の階層の相対パス
「../」で部屋を出る
あとは、相手の名前を呼べばいい
複雑な相対パス
<a href="a.html">a.htmlへ</a>
<a href="B/b.html">b.htmlへ</a>
<a href="../index.html">index.htmlへ</a>
<a href="../C/c.html">c.htmlへ</a>
同じページ内の違う箇所にリンクすることも可能。
その場合は、リンク先(ジャンプして来てほしい場所)に、id属性で固有の名前を指定し、
リンクを指定するa 要素のhref 属性に、
「#」を付けて、リンク先のid名を指定する。
<要素名 id="固有の名前">・・・</要素名>
<a href="#リンク先のid名">アンカーテキスト</a>
<h2 id="section1">はしがき</h2>
<h2 id="section2">第一の手記</h2>
<h2 id="section3">第二の手記</h2>
<h2 id="section4">第三の手記</h2>
<ol>
<li><a href="#section1">はしがき</a></li>
<li><a href="#section2">第一の手記</a></li>
<li><a href="#section3">第二の手記</a></li>
<li><a href="#section4">第三の手記</a></li>
</ol>
img要素で表示する。
HTMLで画像を表示する際は、img 要素を使う。
画像ファイルは、src 属性を使って参照する。
| 要素名 | 意味・役割 | カテゴリ | コンテンツ・モデル |
|---|---|---|---|
img |
|
|
なし (空要素) |
img要素を使ってみる。
img要素は、表示したい画像をsrc 属性で参照して表示する。
なお、画像が表示できないユーザーのために、alt 属性を使って、代替えテキストを提供する。
| 属性名 | 役割 | 属性値 |
|---|---|---|
src |
参照する画像ファイルのパスを指定する属性 必須 | 画像ファイルのパスを指定 |
alt |
画像の代替えテキストを指定する属性 HTML5 改 | 代替えテキスト |
width |
画像の横幅を指定する属性 | 数値 (px) |
height |
画像の高さを指定する属性 | 数値 (px) |
img要素の使い方<img src="画像ファイルのパス" alt="代替えテキスト">
h1要素の下に「images」フォルダ内にある、「tkg.jpg」を表示
<p><img src="images/tkg.jpg" alt="おいしそうなたまごかけご飯"></p>
width属性や、height属性を使えば、画像のサイズを変更できる。
ただし、画像を小さくしてもファイル容量が小さくなるわけではない。
width属性、height属性の使い方<img src="画像ファイルのパス" width="幅(px)" height="高さ(px)" alt="代替えテキスト">
<p><img src="images/tkg.jpg" width="320" height="213" alt="おいしそうなたまごかけご飯"></p>
画像にだってリンクを貼ることができる。
<p>
<a href="../../chapter02/list/index.html">
<img src="images/tkg.jpg" width="320" height="213" alt="おいしそうなたまごかけご飯">
</a>
</p>
「chapter03」 › 「training」フォルダ内に「index.html」を作成し、
下記の問題を解いて下さい。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Dummy 株式会社</title>
</head>
<body>
<h1>
Dummy 株式会社<br>
<a href="index.html"><img src="images/logo-dummy.png" alt="Dummy 株式会社"></a>
</h1>
<ul>
<li><a href="index.html"><img src="images/nav-home.png" alt="ホーム"></a></li>
<li><a href="service/index.html"><img src="images/nav-service.png" alt="サービス"></a></li>
<li><a href="about-us/index.html"><img src="images/nav-about-us.png" alt="私たちについて"></a></li>
</ul>
</body>
</html>
解答例は全問題のチェックボックスが on になるとご覧いただけます。
a 要素、img 要素。
HTMLで別のファイルにリンクを指定する時は、a 要素を使う。
また、画像を表示する時は、img 要素を使う。
a 要素img 要素