概要と目標
CSSとは何かを知り、
基本的な記述方法を覚えよう。
CSSの基本を学習し、CSSの記述方法や記述場所を理解しましょう。
CSSの基本を学習し、CSSの記述方法や記述場所を理解しましょう。
CSSとは、
HTMLの視覚的な表現を行うコンピュータ言語。
視覚的な表現はHTMLでは行わず、CSSで行う。
一番土台がHTML
その上にCSS
一番上にJavaScript
CSSもテキストエディタと呼ばれる文書が書けるソフトと、ブラウザがあれば開発できる。
文書を書くためのソフト。
Windowsの「メモ帳」や、Macの「テキストエディット」でも開発できる。
以下は、よりHTMLを開発しやすい無料のテキストエディタ。
ホームページを閲覧するためのソフト。
Windowsの「Internet Explorer」や、Macの「Safari」でよい。
以下は、その他のよく利用されているブラウザ。
CSSは、セレクタ (どこに)、プロパティ (何を)、値 (どうするか)で、
デザインを定義する。
セレクタ { ・・・・・・・ 宣言ブロックの開始
プロパティ : 値 ; ・・・・・・・ 宣言
} ・・・・・・・ 宣言ブロックの終了
p {
color: red;
}
CSSを記述する際は、記述方法をルール化することで、ケアレスミスを発見しやすくなる。
また、複数人でCSSを記述する際にも見やすくなる。
: 半角スペース
: 改行
h1 {
color: #333;
font-size: 200%;
background-color: #eee;
}
head内に書くか、
CSSは、タグに直接記述する、
head要素内に記述する、
外部ファイルに記述する、
| 概要 |
style属性の属性値としてCSSを記述する方法
|
style要素内にCSSを記述する方法
|
|
|---|---|---|---|
| メリット | 特定の要素のみのデザイン管理が容易 | 特定のページ内のデザイン管理が容易 | 複数ページのデザイン管理が容易 |
| デメリット | 要素ごとに記述が必要 | ページごとに記述が必要 | 特定の要素ごとの記述が複雑 |
style属性で指定。
インラインスタイルは、HTMLのグローバル属性である、style 属性を使い、
その属性値として、「プロパティと値」を指定する。
<要素名 style="プロパティ: 値;">
p要素に、style属性を指定
<p style="color: red;">ここの文字を赤文字にする</p>
p要素の文字が赤くなったかを確認head要素内に、style要素で指定。
HTMLのhead要素内に、style 要素記述し、
その中に、「セレクタ {プロパティ: 値;}」を記述。
<head>
<style>
セレクタ {
プロパティ: 値;
}
</style>
</head>
head要素内に、style要素を追加し、CSSを記述
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>エンベディングスタイルの練習</title>
<style>
p {
color: red;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>エンベディングスタイルの練習</h1>
<p>ここの文字を赤文字にする</p>
</body>
</html>
p要素の文字が赤くなったかを確認link要素で読み込む。
CSS専用のファイルを作成しそのファイルにCSSを記述しておく。(拡張子: 「.css」)
読み込むには、head要素内に、link 要素記述し、href 属性で読み込むファイルを指定する。
セレクタ {
プロパティ: 値;
}
<head>
<link rel="stylesheet" href="CSSファイルのパス">
</head>
p要素を赤文字にするCSSを記述
p {
color: red;
}
head要素内に、link要素で、「style.css」を読み込む
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>リンキングスタイルの練習</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<h1>リンキングスタイルの練習</h1>
<p>ここの文字を赤文字にする</p>
</body>
</html>
p要素の文字が赤くなったかを確認
どこにデザインするかを識別するセレクタにも種類がある。
まずは、特定の要素全てにスタイルを適用するタイプセレクタを理解する。
タイプセレクタは、セレクタにスタイルを適用したい要素名を記述すれば良い。
要素名 {
プロパティ: 値;
}
<ul>
<li>りんご</li>
<li>コーラ</li>
<li>コーヒー</li>
<li>いちご</li>
<li>メロン</li>
<li>抹茶</li>
<li>チェリー</li>
</ul>
li要素の文字の色を青にするCSSを記述
li {
color: blue;
}
li要素の文字が青くなったかを確認
HTMLのclass属性に指定されている値に対して適用するセレクタ。
class属性は同じ属性値を1ページの中で何回でも使用できる。
また、半角スペース区切りで複数の属性値を指定する事もできる。
class属性の使い方<要素名 class="分類名">
.分類名 {
プロパティ: 値;
}
<ul>
<li class="fruit">りんご</li>
<li>コーラ</li>
<li>コーヒー</li>
<li class="fruit">いちご</li>
<li class="fruit">メロン</li>
<li>抹茶</li>
<li class="fruit">チェリー</li>
</ul>
li {
color: blue;
}
.fruit {
color: red;
}
HTMLのid属性に指定されている値に対して適用するセレクタ。
id属性は同じ属性値は1ページの中で1回しか使用できない。
id属性の使い方<要素名 id="固有名">
#固有名 {
プロパティ: 値;
}
<ul>
<li class="fruit">りんご</li>
<li>コーラ</li>
<li>コーヒー</li>
<li class="fruit">いちご</li>
<li class="fruit" id="melon">メロン</li>
<li>抹茶</li>
<li class="fruit">チェリー</li>
</ul>
li {
color: blue;
}
.fruit {
color: red;
}
#melon {
color: green;
}
CSSはコードを後で見返した時、「どこに何を書いたか」分かりづらくなることがある。
出来る限りそういった状況を避けるため、コードの中にコメントという
メモを残すほうが好ましい。
/* コメント */
/* タイプセレクタ */
li {
color: blue;
}
/* classセレクタ */
.fruit {
color: red;
}
/* IDセレクタ */
#melon {
color: green;
}
「chapter01」 › 「training」フォルダ内に「style.css」を作成し、
下記の問題を解いて下さい。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>セレクタの練習</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<h1 id="page-title">セレクタの練習</h1>
<p class="blue">ここは青色で表示されます。</p>
<ul>
<li>ここは緑色で表示されます。</li>
<li>ここは緑色で表示されます。</li>
<li>ここは緑色で表示されます。</li>
<li>ここは緑色で表示されます。</li>
<li>ここは緑色で表示されます。</li>
</ul>
<p class="blue">ここは青色で表示されます。</p>
<p>ここは文字の色が変更されません。</p>
</body>
</html>
li {
color: green;
}
.blue {
color: blue;
}
#page-title {
color: red;
}
解答例は全問題のチェックボックスが on になるとご覧いただけます。
CSSは、セレクタ {プロパティ: 値;}で、HTMLをデザインする言語です。
セレクタ {プロパティ: 値;}で記述する